Cathodic Electrodeposition

カチオン電着塗装

カチオン電着塗装とは

製品を電着塗料中に浸漬(ディッピング)し、製品を(ー)極に、塗料を(+)極にして電着させる塗装法です。

被塗物を塗料の中に沈めるため構造の内部や凸凹面、複雑な細部までムラなく塗装ができる上、焼き付け後において大変高い防錆力を持つ電着塗膜を形成できます。

カチオン塗装は優れた防錆性能(耐食性)により、自動車の下塗り塗装として知られていましたが、近年ではコストパフォーマンスの良さから産業機械部品など様々な分野で使用が広がっています。

塗装可能な素材

鉄/ステンレス/アルミ/スチール/その他金属製品
※カーボン・プラスチック等の導電性/耐熱性のないものは塗装できません。

メリット・デメリット

メリット

  • 優れた防錆能力を付与することが出来ます。
  • 複雑な形状の部品でも均一な塗膜を形成することが出来ます。
  • 環境への影響が少ない塗装方法です。
  • 大型部品の塗装が可能です。
    L1800mm×H1500mm×W600mm
    電着槽 30t
    自動前処理装置
    フルディップ方式

デメリット

  • 通電性のある金属製品のみ塗装可能。
  • 当社のカチオン電着塗装の色は、黒色に限定されており色替えが出来ません。

主な用途

自動車部品/自動車ボディ/家電製品/スチール家具/農機具/建材/電子部品/業務用空調・加湿器 等

当社のカチオン電着塗装

群馬県内唯一の前処理工程で「超高品質」塗装を実現

当社が採用しているディップ槽方式は、県内では、ごく僅かな企業のみ可能な方式であり前処理工程段階で部品が槽内の薬品に漬かることにより、塗膜の密着度が高まり高性能な部品に仕上がります。

[塗装品質基準]
膜厚:15Mm以上
実測値:23M~30M

大型電着槽完備により、大型部品の塗装に対応

製品最大サイズ

処理可能サイズ:L1800mm×H1500mm×W600mm
処理可能重量:30kg/個まで