Powder Coating

粉体塗装

粉体塗装とは

粉体塗装は、静電気の力を利用して塗料を被塗物に付着させる塗装方法です。プラスに帯電した被塗物に対して、マイナスに帯電した粉体塗料を専用ガンで吹き付けることで、静電気同士が引き合い、塗料が効率的に付着します。この方法は、厚い塗膜を形成できるため、サビ防止効果が高く、自動車部品、ガードレール、水道管など、強度と耐久性が求められる工業製品に広く使用されています。

また、粉体塗装は有機溶剤を一切使用しないため、環境や人体への影響が少ないことも特徴です。このため、環境保全や健康への意識が高まる中で、ますます注目されている技術です。

塗装可能な素材

鉄/ステンレス/アルミ/スチール/その他金属製品
※カーボン・プラスチック等の導電性/耐熱性のないものは塗装できません。

メリット・デメリット

メリット

  • 環境にやさしい塗装方法です。
  • 30μm以上の膜厚を付けることが可能です。そのため、素地の腐食の進行を防止できます。
  • 塗膜の強度が高く、耐久性に優れています。
  • 耐用年数が約3年~5年と耐久性に優れている。
  • 塗装した製品は屋外使用に適している。

デメリット

  • 薄い塗膜にすることが困難です。
  • 導電性、耐熱性の無いものには塗装が出来ません。
  • 細かい色調は難しい

主な用途

自動車部品/金属製建材/金属製家具/電気機器/建設機器/道路資材/水道資材/家電製品 等

当社の粉体塗装

目的に合わせ厚膜塗装も薄膜塗装も可能

当社は静電粉体塗装方式を採用しており、コンベアラインで被塗物を縦吊りし、自動スプレーガンによる塗装を施します。
特に、標識柱など長さが2メートル程度のパイプを連続で塗装する事を得意としております。